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カナダグースのブランドダウンジャケットのクリーニング。デアと他店のクリーニング方法の違いは、他店のようなドライクリーニングではなく、ダウン専用水洗いです。

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カナダグースのダウンジャケット
カナダトロント生まれのダウンブランド。
カナダグースは、カナダ・ナショナル山岳レスキューチームでの公式採用、極寒地に生息する生物を追うカメラマンなど数々の場で愛用されているだけあって、かなりヘビーデューティな作りです。
羽毛がたっぷり入っていて、デュペティカやタトラスのタウンユースのダウンとは、違ってかなりどっしりとしています。

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左腕には南極ワッペン。いいえカナダグースですからこれは北極です。”ARCTIC”と書かれています。黒やグレーの渋い色のものもあります。

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予め襟のファーは外しておきます。襟は水洗いができないので別に毛皮専用の溶剤で洗浄します。
デアのブランドダウンの洗い方をご紹介しましょう。
ブランドダウンジャケット専用の水洗いです。

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なぜダウンは水洗いでなければならないのか?
ダウンは、温かいので、部屋で着たまま長くいたり、少し歩いただけでも汗をかきます。
その汗はダウンの中に吸収されて、なかなか外には出にくくダウンの中に、蓄積されます。
しばらく乾燥させていれば、汗の水分は蒸発されますが、汗の成分である塩、尿素などはそのまま残ります。長くクリーニングしないでいるとダウンジャケットがふんわり感があまりなく、そして重く感じるのはそのせいです。

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お湯シャワーで湿らせたあと、石鹸シャンプーをかけます。

ほとんどのダウンジャケットの洗濯表示は、ドライクリーニングが指定されており、ほとんどのクリーニング店は洗濯表示通りにドライクリーニング処理をしています。しかし
ドライクリーニングでは、汗の成分はほとんど取れないのです。

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汗の成分が残っているとダウンジャケットの保温性にも影響します。またドライクリーニングでは、クリーニングしてもダウンがふんわりとしないということになってしまいます。

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さてカナダグースのダウンジャケットを十分石けん溶剤に浸したあと、ブラッシング作業の入ります。
まず襟元から、首筋に触れるところですから、汗汚れ、皮脂が付いているので、ナイロン製の柔らかいブラシでブラッシングします。

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ダウンに使う洗剤は、お米の油脂から作った100%天然石鹸です。合成洗剤はいっさい使いません。石けんは肌アレルギーや肌荒れを起こす心配はありません。

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それに石けんは、石油から作られた合成洗剤とは違って、天然のものですから、ヒトの皮脂などに馴染みがあり、よく溶かすことができるので、洗浄力が強いのです。

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カナダグースの汚れていたロゴワッペンの白い部分もブラッシング。白いところは白いままにするとお客様から喜ばれます。

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次に袖裏。肘をついたりなど袖裏がよく汚れます。この石けん溶剤でブラッシングすると、軽くブラッシングするだけで、汚れが溶解してきます。

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次に袖口。ここもダウンジャケットの汚れがあるところで、皮脂汚れがこびりついているのです。袖口を裏返して内側をブラッシングします。

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最後に裏側もまんべんなくブラッシングして、終了します。
その後、自然乾燥します。ダウンジャケットは洗いも乾燥も熱をかけないのがポイントです。

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3日間ほどで自然乾燥が終わり、中綿のほぐし、膨らまし作業が終われば、カナダグースダウンジャケットのアイロン仕上げです。

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ダウンジャケットは比較的シワが寄りにくいのですが、腕の周り、袖下など一旦シワがついてしまうと、家庭用のアイロンではシワ伸ばしができません、

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蒸気の熱で温め、大量の蒸気を噴出する業務用のアイロンでシワを伸ばしていきます。

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内布のシワも伸ばしていきます。

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このアイロンは手元に蒸気圧を調整するレバーがついているので、シワの状態や素材に合わせて蒸気の量を調整しながらアイロンをかけて行きます。これでダウンジャケットの形や風合いを整えるのです。

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